産業用水処理最大手。水処理薬品とプラントを製造販売。半導体や液晶業界向けに洗浄用超純水事業等。2020.3月期からIFRS移行。
栗田工業、殺人事件で検索すると穏やかでない記事がでてきます。。。
配当方針(15期連続増配、配当性向30-50%目安)
日本株の中でも上位に入る連続増配期間。近年2円づつ増配していましたが2020.3月期は8円の増配を予定。IFRS移行でのれんの償却が不要になって利益が押しあがるからでしょうか・・・?
主要株主(金融機関)
金融機関が主要株主。創業者の栗田春生はタイの現地法人社長として赴任中に使用人に殺害されています。
業績(6.3%増収、11.6%増益)
増収増益の好決算。売上並みの資産保有している企業は今まで見てきた中では記憶ありません。
売上・利益共に右肩上がりでいい感じです。来季増収増益予想について、売上はM&A効果、利益はIFRS移行の部分が大きそうですが・・・。IFRS会計マジックに注意しなくてはいけないですね。
セグメントは以下2つ。
半導体向け装置は景気減速に影響を受けそうですが、水環境関係はアジアを中心に伸びると考えます。
私も本業で色々な業種と付き合いがありますが、環境関連は比較的元気ですね。
指標
M&Aのため、のれん等の無形資産が前年より200億近く増えております。
一方IFRS移行のため、2019.3月期は16億はあったのれんの償却費用がなくなります。単純にEPSあがりますね。
有利子負債0の無借金経営。
ポジトーク(ノーポジ・Bランク)
優待は18Lの水。1,800円相当だそうですが楽天市場で安そうな水と比較して18L、1,161円で計算しました。
5,000株保有の長期保有で144Lもらえます。まとめて届いても置き場所なさそうです。
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マイナス点は既に時価3,000億超えの大型株であるところと、利回りもう少し欲しいところですが以下理由でBランクにしました。
・財務の安定性
・事業の将来性
・連続増配の期待
株価が下がって配当利回り3%が期待できるようなら購入したいと思いますが、3%は2,067円まで落ちる必要あるので難しいですかね。。。。