製粉首位でシェア4割。海外に積極投資中。
日清食品・日清オイリオとは無関係。
創業者の正田貞一郎は上皇后美智子様の祖父だそうです。
配当政策(6期連続増配、配当性向40%以上を基本とし、増配目指す)
配当金は20年で4倍に。配当性向は40%台ですが今後も増配に意欲を見せています。
主要株主(金融機関・顧客・商社)
みずほ銀行は持ち分を減らしておりますが、安定株主に支えられている印象です。
業績(4.7%増収、4.4%増益)
増収増益ですが営業利益は1.0%の減益。買収費用等の成長投資のためとしています。
有価証券売却益で増益確保。
2020年度は買収した企業の連結化のため21.7%増収、33.2%増益の会社予想となっています。( 2Q時点での進捗率は利益ベースで90%程度。)
営業利益率が低い業界のようですが、同業の【2003】日東富士製粉は7.2%ありますし、利益率が高まれば魅力が増えますね。
セグメントは3つにわけられています。
製粉事業と食品事業が柱。国内はどちらも不調なようですが、海外へは積極投資し売上も伸びています。海外売上比率は23%。
中期計画でも海外での中食・総菜事業を強化するとしています。
製粉事業も豪州のシェア1位企業を買収しています。豪州は人口が増え続けている市場であり、パン食文化が広がっている東南アジアへも近く将来性がありそうです。
なお、製粉能力は世界6位だそうです。
指標
投資を進めているため、2020年3月期2Qでは、無形資産が700億に膨れ上がりました。
減価償却費は半期で60億程度増えてます。
しかしキャッシュや資産を潤沢にもっており、多少のことでは資金繰りに困ることはなさそうです。
ポジトーク(ノーポジ・Cランク)
優待は500株で自社商品。皆さんだったらどれを選びますか?
本日5%以上の上昇で株価は2,194に。
配当利回りは物足りませんが、ディフェンシブでかつ成長余力のある食品メーカーをポートフォリオに加えたいなと思っており、Cランクにいれて監視することにしました。
ランク付けした銘柄は以下リンクから