会社概要
タイの水産加工会社大手。ツナ缶、冷凍食品の他ペットフードや健康食品等。
売上:1324億THB 利益62億THB 時価総額1000億 THB
売上構成比率は加工食品(47%)冷凍食品(38%)ペットフード他(15%)
売上地域はアメリカ(42%)ヨーロッパ(29%)タイ(19%)日本(5%)他(14%)
主要株主(創業家)
1992年より三菱商事が提携。
業績(横ばい)
売上は横ばい。2021.12月期はロックダウンによる買い溜め需要等あり好調。
純資産は伸ばしています。
営業利益率は1-2%台のマルハニチロや2-3%台の日本水産と比較すると高水準。
加工食品の営業利益率は低くなりがちですが物足りない印象。
配当(配当性向50%以上,年2回配当)
今までみてきたタイ企業の中では珍しく目標配当性向を大幅超過せず、業績に応じ配当を出しています。配当月3月,8月。
指標
自己資本比率36.1%は同業種のマルハニチロや日本水産と比較すると良い水準。
DEレシオやICレシオはあまりよくありませんが、手計算で合っているか怪しいです。。。
日系同業と比べて割安ではありませんが、配当利回りの違いが目を引きます。財務も同業比で問題なし。
報道等
タイ・ユニオン、昆虫使ったペットフード新興に出資: 日本経済新聞
⇒ペットフードを成長分野と位置付け。
ネイチャー・ポジティブに脚光 生物多様性で投資選別: 日本経済新聞
⇒みずほ・三菱UFJが200億のサスティナビリティローン組成。
ツナ缶タイ・ユニオン、包装材会社と共同出資会社: 日本経済新聞
⇒タイ包装材大手のスターフレックスと共同出資会社。環境配慮型のパッケージ開発へ。
⇒ツナ缶世界シェア2割。欧米の人権侵害意識対策。サプライチェーンの可視化へ。
タイ・ユニオン、食品添加物会社株取得 100億円で10%: 日本経済新聞
⇒30億バーツで10%出資。ツナ缶、加工食品、ペットフードの他新たに参入した代替えタンパク質の分野に活かす。
ポジトーク(Bランク)
欧米での売上が多いグローバル企業。タイバーツ安/ドル高対策にPFにいれておくのも良さそうです。新規事業やESG投資も積極的におこなっている点も期待できます。
営業利益率、財務体質の点ではあまり買いたいとは思えずBにするかCにするか悩みます。