会社概要
タイ最大手の通信事業者。携帯通信事業のマーケットシェア46%。(docomoは35%)
売上:1728億THB 利益274億THB 時価総額5233億 THB
売上構成比率は携帯通信事業(68%)ブロードバンド(4%)その他(11%)携帯・SIMレンタル(17%)
主要株主(投資会社)
インタッチもAISもタクシン元首相が創業した企業グループ。
シンガポール政府系通信会社のテレコムがインタッチに21%、AISに23.3%出資しております。
業績(好調)
売上も1株資産も伸ばしています。
営業利益率は高水準も、じりじりと低下中なのが気になります。
配当(配当性向70%以上,年2回配当)
概ね70%台で推移しているようです。
指標
5G等への投資が嵩むのか負債が多く自己本比率は低くなっています。
日本のソフトバンク(12.37%)と比べるとマシですがKDDI(45.18%)には大きく見劣り。DOCOMOも上場廃止前は70%程度ありました。
収益性が高いためICレシオは14倍と問題ない水準か。
報道等
タイ通信最大手AIS、LINEと販促端末 店近くの客に通知: 日本経済新聞
⇒LINEと販促端末
タイ通信最大手AIS、サイアム商銀と共同出資会社: 日本経済新聞
⇒ローンなどのデジタル金融サービス開発のため共同出資会社設立(21.09)
タイ通信AIS、株主に新興ガルフのTOB拒否呼び掛け: 日本経済新聞
⇒ガルフがAIS親会社のインタッチにTOB。AISについても完全子会社化を目指す。
⇒121バーツで買い付け。AISは1株214-234バースが適正価格と主張。(21.07)
タイ新興ガルフ、通信大手にも触手 電力から多角化: 日本経済新聞
⇒ガルフについてのきな臭い記事。(21.05)
ポジトーク(Dランク)
ROEやシェアの高さは魅力的ですが、これからは借入金利があがってくるでしょうし怪しいTOBに巻き込まれてるのでとりあえず様子見。