会社概要
ICHITAN。2010年設立、2014年上場の緑茶が主力の飲料メーカー。
売上:50億THB 利益5億THB 時価総額145億 THB
タイでは知らない人がいない知名度を誇る名物社長のタン氏は、新聞スタンドから始まり小売り、不動産、写真館等様々な事業の末、日本食ブッフェと緑茶飲料のOISHI社でブレイク。
OISHI社は同業のタイビバレッジに売却し社長を退任。その後社会活動を経て、新たに立ち上げたICHITAN社で再度緑茶飲料業界に参入し3年でOISHIを抜き業界トップとなっています。
インドネシアでの合弁事業を始め周辺国での販売強化中。海外売上比率は20%程度。
主要株主(創業者)
タン氏の親族で57.4%の株を保有。
業績(横ばい)
創業間もない若い企業ですが、既に売上の成長が止まってしまった感じもします。
2018年の不調、2021年(予想)の好調と波がりますが、IRをみても勉強不足のため原因がよくわかりません。利益率10%が維持できればいいのですが。21.12月は好調も理由はよくわからず。
配当(配当性向40%以上)
配当性向40%以上としていますが今までみてきたタイ株同様基準を大きく上回る配当。
ファミリー企業で身内にお金が落ちるからでしょうか。
指標
健全財務。
ポジトーク(Dランク)
財務健全でやり手の経営者に期待するのも面白いですが以下点で投資は見送りたいと思います。
・工場が洪水リスクの高い工業団地に位置。(2011年の洪水の際も被災。一番の理由)
・創業者社長(62)への依存が大きすぎそう。(まだまだ若いか?)
・競争の激しい成熟産業。(周辺国への輸出、健康志向の伸びしろあるか?)