体外診断薬メーカー。インフルエンザ向けが主力も、コロナ向けPCR検査試薬も開発。
配当政策(配当性向30%)
目標配当性向は30%。2020.12月期は減益に合わせて減配しています。
日本株はすぐ減配するから嫌いという意見も目にしますが、配当方針示し・その通り実行するのは前向きに捉えています。
主要株主(創業者社長)
40年以上会社を率いている唐川会長兼社長が筆頭株主。75歳です。
他の役員に唐川姓はなく、オーナー経営ではなくなる可能性が高そうです。
業績(34.6%減収、65.0%減益)
順調に売上を伸ばしていましたがコロナ禍でインフルエンザ及び病院向けその他感染症の検査薬需要が激減。
2020年8月にCR検査キットを販売開始し業績急回復。2021.12月期はコロナ検出試薬の需要増を見込み、意欲的な売上利益予想をたてています。株価は急伸中。
指標
時価341億の小型株。キャッシュフローは黒字ですが保有現金に比べ有利子負債が多きくみえます。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
コロナで主力のインフルエンザ検査需要が失われたものの、素早く業績を回復させたところに同社の強みを感じます。
高い営業利益やオーナー経営が魅力ですが、財務が弱そうな印象がありDランクにしました。高齢創業者が大株主であることも近い将来の売り圧力となりそうです。
ランク付けした監視リストは以下リンクから。