日本初の鉛筆工業生産。現在はボールペンの売上が約半数。
三菱グループとは関係なく、ロゴのスリーダイヤも三菱グループより前に登録。
配当政策(9期連続増配、安定的)
5年で配当金は2倍に増えています。また長期的にみても減配はほとんどすることなく、安定的に増配しています。
2018年12月期は業績悪化で配当性向があがっていますがそれでも30%以下。まだまだ増配余地がありそうです。
主要株主(金融機関)
金融機関で占められています。
買収防衛策を導入していますが、外資系ファンドのマシューズが上位株主になった影響でしょうか?
自社株買いも継続的におこなっており、企業価値向上への良いプレッシャーになればいいのですが。
業績(7.1%減収、30.8%減益)
売上はほぼ横ばい。一方純資産は積みあがってます。
利益は前年の大幅増の反動減か30%を超える減益。
利益率は15%前後。ボールペンがこんなに儲かるとはしりませんでした。競合のパイロットCも18%の利益率。面白い業界なのかもしれません。
筆記具以外の事業拡大をHP等でアピールしていますが殆どが筆記具及び周辺事業。
会社説明会資料がなく、不親切だと感じましたね。
海外売上は既に42%ありますが、ほとんどが代理店を通じての販売です。
2019年度から米国では代理店契約解消し、子会社設立して直販に乗り出しています。現在先行費用がかかっていますがうまくいくかどうか、今後の海外事業を占いそうです。
ちなみに代理店契約解消は嫌がらせを受ける可能性が高い等、注意が必要です・・・。
私の会社の話ですが、イタリアで代理店を変更した後、荷物が車・ドライバーごと拉致されしばらく行方がわからなくなりました。
指標
財務は健全でキャッシュも潤沢です。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
利益率が高く面白い業界ですが、配当利回りが十分でない点、IRが不十分という点でDにします。
ランク付けした銘柄は以下リンクから