給湯器、厨房機器や空調機等の熱エネルギー機器を製造販売。日本企業の得意分野ですね。
2020年に100周年。海外売上比率は50%。
配当政策(18期連続増配、高水準の投資が落ち着いたら配当性向引き上げ検討)
日本企業にしては長期となる18期連続増配。簡単には連続記録を切らさないでしょう。
配当性向も20%前半と抑えられています。
この時点で買いたくなってきますね。
主要株主(創業者一族)
初代社長の内藤氏と2代目社長の林兼吉氏が林内紹介を創設。
現在も林会長、内藤社長の二頭体制です。
そのうち揉め事なったりしませんかね・・・?内藤家と林家どちらも12%前後の株式保有しており少しリスクを感じてしまいます。
業績(0.3%増収、3.4%減益)
売上は伸びてますが、利益率が少しづつ下がっているのが気になります。
メーカーで10%前後の利益率であれば十分であるとは思いますが・・・。
同社決算資料の振り返りでは飽和市場の競争厳しく、我慢を強いられた一年と表記してます。(国内は厳しい競争、海外は成長も先行投資で利益減少)
そんな中今後は海外市場においては環境性を訴求、国内では省エネや衣類乾燥機気・食器洗い乾燥機等、時短ニーズを掘り起こしていく戦略とのこと。
セグメントは国ごとにわけられております。(日本・アメリカ・オーストラリア・中国・韓国・インドネシア)
機器別の売上は給油機器58.2%と厨房機器が25.4%で大半を占めています。
指標
無借金なうえ現金豊富にもっており、財務は堅そうです。
設備投資と研究開発に毎年300億近く投資しています。
ポジトーク(ノーポジ・Cランク)
連続増配が見込めるのは間違いがない大型株なので欲しいところ。
配当利回りが2%後半あれば・・・といったところでしょうか。
下落局面で拾うチャンスがあれば拾っていきたいです。
【ネガティブな要素】
・大きな成長が見込みにくい飽和状態の産業
・株主が2頭体制で揉め事が起きないかどうか心配
・利益率が徐々に下がっている
・低い配当利回り
【ポジティブな要素】
・盤石な財務、低い配当性向で連続増配の余地が大きい
・10%近い営業利益率
・信用売りが溜っている
ランク付けした銘柄は以下リンクから