トマトの会社から野菜の会社へと変革中。海外事業強化。
2001年に株主10万人構想を打ち出し、株主との対話を重視しています。20年間で株主は6000人から17万人へ。
配当政策(5期連続増配、総還元性向40%、配当金35円以上)
2019.12月期は記念配当の10円込み。2020.12月期は36円予想のため減配か?
業績よければ40円配の可能性もありそうです。
主要株主(金融機関)
2007年から提携していたアサヒグループと2016年に資本関係を解消しています。
創業の蟹江家は現在経営に携わっていなそうです。
業績(2.0%減収、13.3%増益)
2019年からIFRSを導入しており正確な比較にはなりませんが、売上は横ばい。純資産は5年前から増えていません。
一方利益率は改善しておりいい傾向です。事業利益率(日本基準の営業利益?)を2021年に7.6%、2025年に8.0%とするのを目標としています。
加工食品メーカーとしては悪くない数字ですが10%を超えている同業もあるので少し物足りない印象は受けます。
国内の加工食品が主戦場。人口減もあり長期的には大きな成長を見込むのは難しそうです。
力をいれている海外トマト農園等、海外事業が成長できるかのポイントになりますね。
指標
総資産2,000億で借金が500億あるのは少し多すぎる気もしますが・・・。
個人に人気の優待株なので指標面では割高な感じもします。
ポジトーク(ノーポジ・AAランク)
優待は自社製品。半年以上の長期保有が条件となっており、優待クロス対策をしているのに非常に好感が持てます。
業績や成長性には満足できていませんが、株主を大事にしている姿勢と同社商品の1ファンとして保有してもいいかなと思えた珍しい銘柄になりました。
次の優待を取るには今月中に保有が必要なので、余力次第では買い付けするかもしれません。
ランク付けした監視リストは以下リンクから。