製粉2位。売上は首位日清製粉Gの半分、時価総額は5分の1程度。
連続増配株ではないですが、日清製粉G・日東富士製粉と取り上げましたので製粉業界比較のため。
株主アンケート
HPに株主アンケート結果があり、興味深いので載せておきます。
私はあまり株主優待をポジティブにとらえていないのですが、個人株主獲得には大きな意味があるようですね。
https://www.nippn.co.jp/ir/enquete/__icsFiles/afieldfile/2017/10/25/enquete193..pdf
20~30代はわずか3.9%。
大正義株主優待。
今後の継続保有を決定する材料もやはり株主優待。
HPを見てない層が約7割。業績は特に確認していない?
配当政策(安定配当)
配当に関する数値目標は見当たりませんでした。20年以上減配なく緩やかに増配しています。配当性向の実績は30%前後。
主要株主(金融機関・取引先)
三井系が多いですね。同社HPで初めて名前を知りましたが、明治を代表する企業家・雨宮敬次郎という方が創業者。wikiを見ると「天下の雨敬」「投機界の魔王」との称号がついてます・・・。
業績(3.7%増収、10.5%増益)
前年比で大幅増益ですが、5年スパンでみると継続的に成長しているわけではなさそうです。営業利益率も3%代と4-5%ある日清製粉Gや7.6%を記録した日東富士製粉と比べても厳しいか。
祖業の製粉事業は利益率5%を超えていますが、やはり食品事業はどの会社も利益率が低くなりがちです。
成長を海外市場に求めて、北米とアジアに投資。インドネシアにもプレミックス粉の工場建設計画があるとのこと。中国はもとより近年タイ・インドネシアでのパン市場が拡大している実感ありますので、その市場への参入でしょうか。
時期の記載はありませんが売上5,000億、営業利益率5%を目指すとしています。
指標
投資が嵩んでおりフリーCFは赤字。有利子負債もかなりの額になっています。利息の支払いは年間2.3億円程度。
一方政策保有株を含めた投資資金が650億もあります。受取配当金は年間13億円低度。
財務はまぁまぁ健全で危ないとは思いませんが、金利の上昇や保有株が大幅に下落した場合のリスクは大きいと考えます。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
優待は100株でパン教室1日体験。500株で自社商品。
3月に3,000円分、9月に1,500円分。
優待は貰えたら嬉しいですが、100万円資金拘束されることを考えれば利回り2%以下は物足りません。
また、成長投資は進めているものの営業利益率の改善がなければ購入候補には入りません。今後稼ぐ力をつけていくことに期待します。
ランク付けした銘柄は以下リンクから