企業の信用リスクを引き受ける伊藤忠グループの金融機関。売掛債権保証サービスが中心。信用リスクは他の金融機関へ移転し、多くのリスク受託をしているのが特徴。
【2021年3月期 3Q】
https://www.eguarantee.co.jp/uploads/2021/1/20210129.pdf
増収ペースは伸びたものの営業利益のペースは落ちています。
利益進捗率は73.77%。
【2021年3月期 2Q】
https://www.eguarantee.co.jp/uploads/2020/10/20201030.pdf
好調維持。利益進捗率は49.8%。
倒信用リスク保証サービスは引き続き堅調。これまで保証サービスの利用を検討してこなかった顧客からの引き合いが増加した他、認知度向上に努めたことにより顧客拡大。
純利益が前年比減なのは、前期はESOP信託分配金の税務上損金算入により税負担率が大幅に軽減、利益が押し上げられていたが今期はないため。
下期重点施策として以下2点
①オンライン事業への本格参入
⇒WEBマーケティング強化、申し込み・審査等のオンライン化。
②全国各地にサテライトオフィスを開設
⇒地域に根差した営業活動を目指す。
【2021年3月期 1Q】
https://www.eguarantee.co.jp/uploads/2020/07/20200730b.pdf
好調な滑り出し。利益進捗率は21.1%。
景気先行きが不透明な中、保証料率引き上げた結果売上増。
【2020年3月期 4Q】
https://www.eguarantee.co.jp/uploads/2020/05/20200514.pdf
増収増益。
ESOP信託終了による法人税減税のため純利益大幅増。
来季は減税措置がなくなる反動で減益も営業利益は二桁近い伸びを予想。
大幅増益も特殊要因は除き、一定の配当性向で14円配。30%が目安でしょうか。
【事業等のリスク】
①原価の上昇について
⇒リスク移転の価格転嫁が十分に進まないリスク
②リスクの移転について
⇒リスク移転を依頼している債権について想定を超える著しい信用力低下が生じた場合悪影響。
③自己による信用リスクの保有について
⇒一部の信用リスクを自己で保有しているリスク。
④競合等について
⇒大手金融機関のファクタリング、損害保険会社の取引信用保険などの競合サービスあり。
⑤新型コロナウイルス感染症に関するリスクについて
⑥災害等が発生する可能性について
⑦情報管理について
⑧紛争が発生する可能性について
⑨法的規制について
⇒売掛債権保証は保険業法及び金融商品取引業に該当せず。今後外部環境の変化等で影響を受ける可能性。
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