代田博士が強化培養に成功したシロタ菌をヤクルトの商標で福岡で発売したことがはじまり。戦後販売組織が全国に拡大し、統括機関としてヤクルト本社が1955年設立。
配当政策(30円+@)
2016.3月期は記念配を出して連続記録は途絶えていますが、実質連続増配企業。配当性向20%台とまだまだ増配余力あり。
配当方針は30円+@としていますが、実態に即していないですね・・・。大赤字が続いても30円配とするのでしょうか?
主要株主(創業家)
フランスの大手食品メーカーダノンが筆頭株主。2000年に5%の株式を取得し一時20%まで買い増しましたがヤクルト側が経営の独立性を維持して反発。現在は株を売却しており、売り圧力となっていそうです。
業績(0.2%減収、13.7%増益)
売上は5年で10%増。大きくは成長できていません。
ただし食品メーカーとしては高い利益率。毎年よくなっているのは素晴らしいことだと思います。
野球チーム、化粧品、医薬品等の事業もありますが、売り上げの9割がヤクルトを中心とした食品事業。
インドネシアやベトナムで日本食料理屋にいくと定食についてくる定番のヤクルトですが、ローカルにはどの程度浸透しているのでしょうか。
指標
株価は下落基調で時価1兆円を大きくきってしまいました。
財務は悪くないですが、有利子負債が必要以上に多い気もします。
ポジトーク(ノーポジ・Bランク)
優待は自社の飲料・食品とプロ野球入場券。
単元が大きいのと内容も今一つなのか、個人に人気があるイメージはありません。
成長スピードは速くありませんが、高い営業利益率とまだまだ増配余地があるのは魅力に感じます。
ランク付けした監視リストは以下リンクから。