伊藤忠商事系の食品卸。1886創業の老舗で1982年から伊藤忠と提携、1996年に現社名に。セブンイレブンの大口取引先。
配当政策(安定配当)
2021.3月期の会社予想は増配。配当性向低く、コロナ禍でも業績維持できれば安定的な配当が期待できそうです。
主要株主(親会社)
創業時は松下家によるオーナー経営でしたが今は伊藤忠商事が過半を握っています。
主要仕入れ先であろう食品メーカーもランクインしていますね。
はごろもフーズは海外工場を伊藤忠と共同出資しています。
業績(0.9%減収、20.1%増収)
売上は横ばい傾向。ビールの取り扱いが大きいため、夏場の天候に左右されるとのことです。猛暑の時は株価はあがりそうです。
販管費減や持分法投資液の増加、投資有価証券売却等により大幅増益。
しかし流通業は営業利益率が低いですね。安定しているといえば安定しているのかもしれませんが・・・。
商材が生活必需品でスーパー向けの割合が多く、大きな売上減はないとしています。珍しく2020.3月期の予想も出している企業です。
もちろん騒動が長引けは酒類販売等へは影響がでそうですが・・・。
https://www.itochu-shokuhin.com/ir/library/pdf/200430.pdf
(同社決算短信より)
指標
有利子負債は少ないものの、自己資本比率は非常に低い水準です。
現金同等物も昨年240億あったのが激減していますが何があったのか。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
優待は3,000円相当のカタログギフト。約50種類から選べて楽しそうです。
低い営業利益率、弱い財務体質が不安なのでDランクとします。
食品に力をいれている伊藤忠商事なので今後何かしら動きがあるかもしれませんが、卸業は海外展開をしにくい上、日本の人口も減っていくなか厳しい事業環境が続くと予想します。
ランク付けした監視リストは以下リンクから。