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資本業務提携している筆頭株主に2013年、経営陣に対する株主代表訴訟をおこされています。
配当政策(15期連続増配、配当性向30%目途)
毎年2円と緩やかですが15期連続増配を達成。ここまでくると簡単には増配をストップさせないと思いますが、2020.8月期はコロナで業績の悪化が見込まれています。
主要株主(外資広告代理店)
世界トップの広告代理店WPP社傘下、キャヴェンディッシュスクエアが筆頭株主です。2002年から資本・業務提携をおこなっているようです。
キャヴェンディッシュスクエア社は2019.8月期に39円の配当に対し、250円の提案をしています。一株利益は101円でした。これはどういう意図があるのでしょうか。
無茶な提案吹っ掛けて何か譲歩を引き出すアクティビストもいると聞きますが・・・。友好的な関係にあるのかよくわかりません。
業績(10.3%減収、24.5%減益)
前年好調だった中国で大きい案件がなく、人材投資を増やしたため減収減益としています。中国、シンガポールに法人があり、シンガポール法人が近隣諸国へ受注エリアを拡大しています。海外売上比率は33%。
営業利益率は安定して12-13%前後。業種平均よりかなり高いようです。
2020.2月の2Q決算で15.8%減収、23.0%減益とコロナの影響を本格的に受ける前から苦しい決算。またコロナで業績が見通せないと、期初にだしていた通期予想を取り下げ未定にしました。
リーマンショック時も減収減益でしたのでしばらくは厳しそうです。
指標
時価50億の小型株。無借金でキャッシュリッチで安心感があります。
ポジトーク(ノーポジ・Bランク)
業績はしばらく厳しいと思いますが以下理由で購入を検討したいと思います。
・15期連続増配株
・キャッシュリッチで増配余力がありそう
・高営業利益率
・PFにない業種
・大株主によるガバナンスがきいている
ランク付けした監視リストは以下リンクから。