国内化粧品断トツNo1の資生堂。世界では首位ロレアルの半分程度の売上。
中国に強いインバウンド銘柄。
配当政策(3期連続増配、DOE2.5%以上)
3期連続増配でDOE2.5%の配当目途。来季予定だとDOE4.6%となるため、コロナによる不景気と相まって増配は厳しそうです。
配当性向でもいると増配余地はありそうですが・・・。
主要株主(金融機関)
年金がたくさん買っているようです。
しかし外国人持ち株比率は42%と高く、コロナのような危機では株価を押し下げる要因になりそうです。(既にだいぶ流出してるかも?)
業績(3.4%増収、19.8%増益)
2014年にプロ経営者の魚谷氏が社長に就任以降業績・株価は右肩上がり。
2024年までの続投も決まっているようです。
売上に比べて株主の財産である純資産の伸びが鈍い気がします。
*2020.3(予)の時価総額は本記事投稿時点の株価を利用
利益率は大幅改善で10%に到達。しかし他の化粧品メーカーは余裕をもって10%以上あることを考えると少し不満が残ります。欧米での巨額の赤字が足を引っ張っています。
米州と欧州事業は前年比好調も大幅赤字は継続です。ロレアル、エスティローダー、P&G(SK-Ⅱ)等の巨大企業との争いは一筋縄ではいかないようです。
トラベルリテール事業に力をいれているようですが、コロナショックで壊滅的な打撃を受けていそうです。
不景気でも高級化粧品は売れるとの話も聞きますが、未曾有のコロナ不況が長引けば業績ダメージも大きくなりそうです。
指標
財務はそんなに良いとは言えない感じか。
PER、PBRは割高で、今から買いたいと思えません。今後も業績の伸びがかなり期待されているようです。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
優待は自社商品。100株で1,500円相当とのこと。
もらったら嬉しいですが優待利回りでいうと0.2%程度ですし、60万円投資してまで手に入れるメリットは感じません。
業績が伸びていますが、割高なPER・PBRと低い利回りのためDランクとしました。
ランク付けした監視リストは以下リンクから。