PFが小型内需株に偏っているため、大型の外需・また今後も成長性が期待できる半導体関連銘柄を購入しました。
中国での売上比率が大きく、新型コロナウイルス騒動で大きく値下がりしているところを1810.6円で100株購入。
19年6月に1,157円をつけているので下値余地が大きそうなのが不安ですね。今後もずるずると下がるようでしたら買い足していく予定です。(余力ないのにどうやって?)
過去記事はこちら。
財務体質
まずはお金の流れを確認。財務体質が悪ければ連続増配どころか配当そのものがなくなる可能性があるので最重要チェックポイントになりそうです。
営業CFは黒字できています。2019.3月には大型M&Aをおこなったため、フリーCFも大きく赤字。
218億かけた買収先のファスフォードテクノロジ(FFT)は2018.3月期は売上92億、純利益5億円。のれんがいきなり138億に増えました。今後はのれんの償却費が営業利益を圧迫していきますね。
FFTはメモリ向けダイボンディング装置で世界トップクラスのシェアをもっているようですが、何がどう凄いのかさっぱり知識なし・・・。
いずれにせよ営業CFは黒字が続いておりお金の流れは問題なく、当面は安心して保有できそうです。
配当については安定配当の維持に努めるとあります。20.3月期は前年の記念配当10円が剥落して40円との会社予定。配当性向も低いですし普通配50円維持をお願いしたいところ。
事業・業績
改めて事業内容を確認。
2020.3月期は2Q時点で前年比16.3%増収も営業利益は2.6%減益。期末の予想も増収減益と修正しています。
売上大幅増は前年買収したFFTの売上が加算されたことによるようです。価格競争激化による利益が伸びないのは売価下落とのこと。個人的な目安としている営業利益率10%は超えていますがよくない傾向です。
主力は半導体製造装置ですが、他にわかりやすいビジネスとして介護ロボットとコインロッカーシステムも展開しています。
事業規模は不明ですが、コインロッカーは増えている実感があるので、多少期待が持てるのではないでしょうか。
(同社決算説明書より抜粋:https://www.fuji.co.jp/data/uploads/20191108_FinancialresultbriefingJ.pdf)
事業等のリスク(抜粋)
あまり特筆すべきリスクは記載されていませんでした。
【市場環境の変動による影響】
スマートフォン、コンピュータ等をはじめとする電子機器の販売動向に影響を受ける。
【価格競争による影響】
世界のTOP3に入っておりシェア3割握っていますが、価格競争に巻き込まれているようです。寡占しているオンリーワン企業ではないところは悩ましいですね。
【為替変動による影響】
特に中国・アジア地域への製造拠点の集中化に伴い海外売上高の比率が高い。
【技術開発による影響】
これは頑張ってもらうよしかないです。他社との競争優位性は不明・・・。FFTを高額で買収する等手は打っているようにみえます。
【部材などの調達による影響】
鋼材・鋳物・電気材料等の高騰が業績に影響を及ぼす可能性あり。
【大規模災害等による影響】
主要生産拠点が集中している愛知県は南海トラフ地震の影響を受ける可能性あり。
地震のリスクを考えると日本株自体が買えなくなってしまいます。。。
持ち株の主要エリアがどこか把握し、できるだけリスク分散する必要はありそうですね。(主力株の毎日コムネットは関東1極集中)
【のれんの減損による影響】
FFT買収によりのれん137億計上。FFTの収益性低下や想定したシナジーがで実現しなかった場合には減損計上の可能性あり。
ポジトーク(100株保有、Bランク)
利回り、悪くないですね。
買収でのれんと有利子負債は増えたものの、自己資本比率83.1%、現金もまだ潤沢にあり財務面で安心して長期保有ができると考えています。
コロナウイルスの影響もあり中国経済の減退で短期的に業績・株価の下落も考えられますが、下落局面では買い増しを検討したいと思います。
ランク付けしたリストは以下リンクから