ペースメーカー、カテーテル、人口血管等の医療機器の輸入商社。2014年から自社製造も開始しメーカー機能を強化中。
前記事日本MDMを調べているときに、日本ライフラインの再来か?というコメントを多くみたので同社も確認してみました。
配当政策(5期連続増配)
配当方針は不明ですが30%前後で推移していく感じでしょうか。決算資料でも配当について特に触れておりません。
*2014.3月期は赤字。便宜上配当性向を100%としています。
主要株主(創業家)
エムティ商会は創業者である増本社長の資産管理会社。KS商事は2000年に合併先した有限会社ティケィエージェンシーの出資者で日本ライフラインの現社長である鈴木氏の資産管理会社。
増本姓は役員におりませんが、今後どのような体制になっていくのでしょうか。
業績(7.6%増収、3.3%増益)
増収増益ですがここ数年の急成長は急ブレーキ。2014年4月に80円台だった株価は2018年2月には3,500円近くと4年で40倍以上になっています。(現在は1,500円)
夢のある上昇の仕方ですが、高値で掴んでしまうと50%以上の下落がまっているのが成長株の怖いところですね。
セグメントは以下通りわけられておりましたが、医療関係者でない私には今一つわからない用語が並んでいます。セグメント別利益が開示されていないのはマイナスポイントですね。
2014年から国内外に自社製品の工場を新設しております。自社製品の売上比率は約半分。
今後有力な自社製品がでてくれば海外展開にも期待がもてます。現状は輸入しての国内販売だけか。
指標
財務は借金が少し多いものの問題なさそうですね。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
高営業利益率で成長余力があるなか配当性向30%で利回り1.9%は美味しくみえます。
しかし前記事の日本MDMと比べると、日本MDMの方が以下点で魅力的に映ったため、同じ医療機器分野の同社はDランクとしておきます。
・自社製品供給の体制が確立されている。
・巨大市場の北米での販売網をもっており、売上も伸びている。
・オーストラリア等新市場もこれから開拓する。
ランク付けした銘柄は以下リンクから