特殊車の総合大手メーカー。コンクリートポンプ、タンクローリー、トレーラー首位。
初めて聞いた会社でした。
産業輸送機器メーカーの新明和工業(旧川西航空機)が進駐軍の車両整備事業として立上げた会社だそうです。初代社長も新明和から出しています。
空気圧送車(ジェットパック)も製造していますね。
配当政策(9期連続増配、配当性向30%前後)
9期連続増配中で目標の配当性向30%に到達間際。とはいってもまだ30%なので配当性向を引き上げ連続増配を継続する可能性も残されています。
主要株主(金融機関)
金融機関で占められています。
創業家の宮原姓がランクインしていますが、役員におりませんので同族企業ではなさそうです。母体である新明和とも古くに提携解消しております。
業績(1.4%増収、14.6%減益)
売上は少しづつ伸びているものの、利益は減少傾向。2020.3月期も減益予想です。
利益の悪化は売上構成の変化で生産効率の悪化のためとあります。
セグメントは以下3つ。売上の8割は特殊車事業です。
国内トラック市場は輸送・作業の効率化・省力化ニーズは見込めるものの市場の減少していく見込みです。利益率の向上と海外進出加速が望まれます。
タイ事業から撤退するなど不採算事業の整理もしているようです。
指標
財務は健全。PBRを見ると割安な感じがします。
ポジトーク(ノーポジ・Cランク)
特殊車両で高いシェアを図っており、日本企業の得意分野である環境技術ももっているのでアジア展開の将来性を期待します。
2020.3月期は減益予想で株価が下がる局面もありそうです。
財務健全で増配余地もありと感じますので、大幅に株価下落した場合、配当利回りを見ながら購入を検討したいと思います。
ランク付けした銘柄は以下リンクから