祖業の写真事業からヘルスケア、高機能材料、グラフィックシステムなど多角化を進めている時価2兆円企業。
就職活動時に3次面接かなにかで、腕が痛くなるくらい分量の多い性格診断テストを受けさせられたあげく落とされた覚えがあります。
チェキってまだ売れてるんですかね?
配当方針(8期連続増配・配当性向25%以上)
着実な増配と低い配当性向が魅力。
主要株主(自社・金融機関)
積極的な自社株買いにより20%もの株を握ってます。2019.8月に、発行済株式の3%,または500億円を上限に再び自社株会を行うリリースをしております。
お題目は株主還元の強化及び資本効率の強化、将来の機動的な資本政策を可能とするため。買収資金に充てるのでしょうかね。自社株が多いことについての評価はどうしたらいいかわかっておりません。
業績(0.1%減収、1.8%減益)
売上や利益は増えたり減ったり。しかし営業利益率が改善傾向にあるのが非常にポジティブに思います。
セグメントは以下3つ。
東芝メディカル買収合戦はキヤノンに負けましたが、ヘルスケア&マテリアルズ事業では多数の事業を抱えて成長を目指しております。
斜陽産業ともいわれる複写機を抱えるドキュメント部門、まだまだ高い営業利益率をほこっています。
海外売上比率59%とグローバルに展開しております。
為替レートの見込みは1ドル110円としているので影響が懸念されますね。
指標
IFRS採用企業なので、やはり無形固定資産が多く、借金もたくさんあります。
レバレッジを掛けながらの経営ですね。ROEは6.7%。
ポジトーク(ノーポジ・Bランク)
優待は自社ヘルスケア商品(スキンケアやシャンプー等)
直近高値の5618円から結構下げてます。
時価総額2兆円なので株価数倍とはいかないとは思いますが、まだまだ増配余地十分の配当性向、高い営業利益率と成長余地あるメディカル部門に期待してBランクとします。
とは言え配当利回りが十分でないので中々購入まではいかなそうです。