三菱グループ各社からの出資で設立されたシンクタンクです。政策的な目的で設立されましたが近年は利益追求する普通の会社の役割が求められ、利益が見込めるITソリューション事業の拡大方針を打ち出しています。
学生の時、先輩だった同社社員から何度かおいしいバイトをいただいた思い入れのある会社です。
配当方針(6期連続増配・配当水準引き上げ努力)
増配とともに配当性向もあがってきております。近年は利益が伸びておりませんので、連続増配はどこまで配当性向を伸ばしていくかによりますでしょうか。余力はまだしばらくありそうです。
主要株主(三菱各社)
三菱各社が保有しております。参考までに4年前の比率も載せました。
上位10社の顔触れはほとんど変わってませんが、持ち合い解消の流れからか各社保有割合が減ってます。今後もこの流れが続くとなると株価にはマイナスの要因ですね。
業績(0.9%増収・11.2%減益)
売上、利益ともにあまり伸びていませんが株価は上昇してます。
(ここ1年は下落の一途を辿り時価総額560億程度)
セグメントは二つ。売上の大きいITサービスの利益率が低いですね。
2018年9月期3Q決算から言及のあったITサービス部門での損失が長引いており、2019年9月期2Qに下方修正してます。
中期経営計画ではストック型の新事業を伸ばしていく方針を出してます。
例えばAIを利用した採用支援や卸電力取引向けオンラインサービスとあります。ブロックチェーン技術にも取り組んでます。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
2018年7月に5,500円の直近高値をつけたあと1年で40%近く下落してます。
以下理由でDランクにして購入は見送りたいと思います。
・三菱系企業の持ち株解消が進む可能性
・利益が伸びていない、利益率が低い
・利回りが高いとは言えない。