三菱系の総合化学メーカー。2017年に三菱化学・三菱レイヨン・三菱樹脂が合併。住所は丸の内1丁目1-1。住所はかっこいいですけど丸の内の外れにあります。
高配当につられて買ってしまった主力株。マネー系雑誌の常連ですね。
配当状況(5期連続増配・連結配当性向30%を目安)
2019年3月期の配当性向は33.6%。目安は30%とHPに記載あります。
2020年3月期は微減益予想で配当予想は据え置き。
配当性向50%を超えてまで増配した年もありますが、減配した年もあり。業績次第です。
主要株主(金融機関)
5年程前の株主構成をみると、金融機関で占められているのは変わりないですが三菱UFJ銀行が2.7%保有、東京海上や三菱UFJ信託がランクインしてました。三菱系企業の持ち株解消が進んでいるのでしょうか。
三菱総研なんかもそうでした。
業績(増収減益)
売上は5%増も利益は20%の大幅減。来季も増収減益の会社予想。
巨大企業でセグメントは以下通りに分かれてます。
数年前からMMAに頼らない事業ポートフォリオを目指しているようですが、現在もMMAの活躍が目立ちます。事業内容はアクリル樹脂素材と汎用品の製造。
中国や韓国の安値攻勢に多くの化学品メーカーが汎用品から撤退している中、同社は安く生産する技術的優位があり営業利益の約30%を占める稼ぎ頭となってます。いつかは追いつかれて陳腐化するのでしょうが、技術盗まれないように頑張ってほしいですね。
炭素繊維、産業ガス、ヘルスケア等成長の期待できる利益率高い事業も抱えてますが、ヤフー掲示板を覗くと子会社の生命か爆インスティテュートが取り組んでいるMuse細胞・再生医療への期待が非常に大きいんですよね。株価が低迷している中の希望の光のようです。治験中ですが利益につながるのは早くても数年先だと思うので私は全く期待してませんが・・・。
指標
低い自己資本率・流動比率で安全性があるとは言えないような。むしろ大変低い。借金も物凄い額ですね。また近年の買収の影響でのれんを含む無形資産が積み重なってます。
IFRS採用してるので突然の巨額減損や金利上昇等が怖くなってきました。
ポジトーク(700株所有、Cランク)
現在の配当水準のキープを期待して継続保有します。
高配当が魅力ですが、財務が弱いので積極的な買い増しは少し怖いのでCランクにいれておきます。