ビックカメラ傘下の無料BS放送局。アニメや韓国ドラマ、競馬、通販に強み。傘下に出版社も(引用:四季報)
配当政策(5期連続増配中・安定配当を継続)
2014年に配当を出して以来5期連続増配中。
配当性向も20%台と増配余力十分ですが、当面1円づつ刻んていきそうです。
中間配当は出せておらず、期末配当です。
主要株主(ビックカメラ)
ビックカメラ(61.3%)日本トラスティ(5.7%)
MSCOカスタマーセキュリティーズ(2.0%)テレビ東京HLD(1.1%)
BBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズ(1.1%)
MSCOはモルガンスタンレー、BBHも海外ファンドですね。
業績(増収増益)
売上は右肩上がりで高い利益率を維持しています。
売上成長率は毎年10%前後。セグメントはタイム収入とスポット収入にわかれ、それぞれ成長。
タイムは決まった番組に流れるCMの収入で、スポットはそれ以外のCM収入です。売上の98%がCM収入ですね。景気が悪化するとダメージが大きそうです。
セグメント別利益は公表されていません。
業績見込み(増収減益)
2019年8月期は増収減益見込み。売上前年比12.4%増、純利益16.2%減。
大幅な減益ですが特に説明がありません。
2020年8月期2Qの決算をみてみると前年比2%増も、売上原価と販管費が大幅増となり、営業利益は前年比39.5%の減です。これは制作費用と広告宣伝に力をいれているということでしょうか。
営業利益率はまだ15.7%と高水準です。
番組制作は特にアニメ・アニソン、ほかにEスポーツ・スポーツやシニア向けの歌謡番組に力をいれていく模様です。ただBSどころかテレビのない生活を10年以上しているので番組ラインナップをみてもあまりピンときませんね・・・。
他、児童図書・書籍の会社を買収しています。買収先のコンテンツを番組制作に活かすのでしょうか?買収効果について言及ありません。
ポジトーク(ノーポジ・Dランク)
配当利回りは1.87%ですが、ビックカメラの優待もあわせると3.75%と高配当の部類に入ります。長期保有特典もあり。
高い利益率があり、配当性向20%台で連続配当中と魅力的な部分もありますが、以下点で購入見送りたいと思います。
・BS放送業界の広告収入前年比割れ
・テレビの将来性
・利益減見込みや買収案件の説明不足